ベーチェット病の発症1〜靴が履けない!?〜
私がベーチェット病を発症したのは26歳のとき。
当時は病院で働いていて、最初に異変に気づいた日は夜勤でした。
出勤前、昼寝から目覚めると、右足の親指の付け根がいつもの倍以上の
大きさに腫れ上がっていました。
腫れがひどく、家にある靴を全て試しましたが、右足が入りません。
ひとまずスニーカーのかかとを踏み潰しながら靴屋へ行き、
その日の勤務で使う靴を探しました。
プーマのスニーカーは全面が全てメッシュでできているため
とてもよく伸び、紐を結ばなければなんとか履くことができました。
ただ痛みもそこそこあり、ずっとは立っていられません。
事情を他の看護師に話して、その日は座ってできる仕事をさせてもらいました。
それでも、かろうじて履くことができた靴に終始足が締め付けられ、
痛みとうっ血でとても辛かったのを覚えています。
夜勤が明けてからすぐ、整形外科のクリニックを受診しました。
レントゲンを撮っても、骨に異常はみられません。
医師は痛風を疑って採血をし、一週間後にまた来るよう言いました。
「20代女性、お酒をほとんど飲まない私が痛風になるはずがない」
と強く思ったのですが、私にも他の原因が思い浮かばなかったため、
まずは採血結果を待つことにしました。